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ANGELA WINBUSH

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Biography

1955年、セントルイス生まれ。幼いころから音楽に興味は持つものの、進学した名門ハワード大学では建築学を専攻。音楽を仕事にするつもりはなかったそうだ。しかし、在学中に専攻を音楽教育へ変更し、現在の道へ進むこととなる。

1977年にNYのDJへデモテープを送付。これがスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)の耳にとまり、彼のサブバンドであるワンダーラヴ(Wonderlove)へ参加する。79年にLA出身のリネイ・ムーア(Rene Moore)リネイ&アンジェラ(Rene & Angela)を結成。80年にセルフ・タイトルのアルバムを発表し、シーンへ登場すると、その後「You Don’t Have To Cry」などのヒットを飛ばした。また、デュオでの活動以外にも、2人はジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のデビュー・アルバムに参加。「Yong Love」はジャネットの初めてのヒット(R&B チャート6位)に貢献したり、ステファニー・ミルズ(Stephanie Mills)を成功に導くなど、表裏とも、まさしく脂ののりきった2人であった。しかし、86年までに4枚のオリジナル・アルバムを残して解散する。余談ではあるが、解散後のリネイをみると、このデュオがいかにアンジェラの力によって支えられていたかが露呈された。(後にリネイがアンジェラに暴行を与えていたということも噂されている。)

1987年、アイズレー・ブラザーズ(The Isley Brothers)の『Smooth Sailing』をプロデュース。方向性を見失いかけていたロナルド(Ronald Isley)の力となり、アイズレーズの屋台骨を支えた。同年にはソロとして、1st『Sharp』をリリース。R&Bチャートを制した「Angel」など、デュオ時代同様、いやそれ以上の活躍をみせた。1989年に2nd『The Real Thing』を発表。93年6月、晴れてロナルドと結婚。翌94年には3rd『Angela Winbush』発表。公私にわたり、ロナルドと支えあっていく。

その後は家庭を第一に考えたのだろう。表舞台からは消えていった。しかし、2003年、ロナルドと離婚することになる。

さらに悲劇は続いていた。2006年のインタビューによると、離婚したその年にステージ3の卵巣がんが発覚。6ヶ月の化学療法の治療を行っていたことを告白している。

2010年にはTVでその変わらぬ歌声を披露しており、健在を知らせてくれた。2014年には、日本人トークボクサーのウッディファンク(Woodyfunk)と共演。翌年もフィラデルフィアで公演を行うなど、病からの寛解をアーティスト活動で表現してくれている。

2022年7月にロンドンにおいて、レジーナ・ベル(Regina Belle)ブレンダ・ラッセル(Brenda Russell)とともに“Soul Explosion”というコンサートに出演。「Angel」「I'll Be Good」「My First Love」を披露してくれた。また、その年末には、トライブ・コールド・クエスト(A Tribe Called Quest)ファイフ・ドーグ(Phife Dawg)が逝去して6年後のリリースとなったアルバム『Forever』に収録の「Round Lrving High School」に参加。トラックにアンジェラが語る部分がほとんどなのだが、後半にアンジェラ特有の“Woo Ahaa,Woo Ahaa”を聴くことができる。

プライベートでは、2022年8月には68歳にティム・ポーク(Tim Polk)さん(詳細不明)と再婚!現在も家庭を大切にしながら、アーティスト活動を続けている様子をSNSで公開している。

(2005.11.02/2014.09.23/2025.05.18)

Discography

『Sharp』

(1987)

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